【 妙 】
1 いうにいわれぬほどすぐれていること。きわめてよいこと。また、そのさま。「演技の―」「自然の―」「言い得て―だ」
2 不思議なこと。奇特なこと。また、そのさま。「―な事件」「夜中に―な音がする」「―に憎めない人」
すでに数十本の御装着を頂き、充分に1の【妙】は伝わりつつあるAKRAPOVICですが、それではAKRAPOVICの2の【妙】とは何でしょう?これに対する私の見解は、やはりAKRAPOVICは2輪のマフラーメーカーであると言う事に尽きると思います。四輪よりも、より趣味性の強いマーケットで戦ってきたAKRAPOVICには、より乗って楽しい音質、廻して気持ちの良いSOUNDに対する執着が強い様に感じます。そして、それを達成した上できちんとノーマルよりもPOWERを絞り出してくる所に彼らの類い稀な実力が隠されております。少し具体的に申し上げますと、今回のE9XM3用マフラーの場合ノーマルのメインパイプは直径65mmです。これをスポーツマフラーメーカー各社は70mmにしたり、75mmにしたり、TRY&ERRORを繰り返しながら、よりPOWERが出てTORQUEが犠牲にならない製品を造り出します。ところがAKRAPOVICは違いました。まさに目が鱗になりますがノーマルより細い60mmを採用しています。色んな理由はあると思いますが、おそらく一番の理由は音質だと思います。どうしてもパイプ径を太くすると音質も野太いモノになりがちです。(一概には言えませんが)AKRAPOVIC社はそれを回避し、よりノーマルよりも気持ち良い音質を造り込むためにノーマルより細い60mmを採用したものと推測します。そうなると心配になるのはPOWERやTORQUEの数値の向上になるのですが、それを最新最強の彼らの設備にM3を搭載し、徹底的にPOWERカーブの分析に時間を費やしメインタイコの内部構造とパイプレイアウトの変更によりノーマルより24馬力アップ(センター含むコンプリートシステムの数値)という驚くべき数値を達成し、更にフルチタニウムの採用により重量もノーマルより23kgも軽量する事にも成功しました。この数値の信憑性に関しては、細かくて自分達でTESTしないと他人のデータを信用しない事で有名な(笑)BMWMOTORSPORT社が全く市販品と同じ仕様のまま彼らの純正指定部品にこのAKRAPOVICを採用した事が何よりの証拠と言えるでしょう。長くなるので、この続きはまたどこかでお話しますがもの凄いメーカーが乗り込んできたものです。次なるターゲットは335iユーザーです。皆さん覚悟しておいて下さいwww