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2012年10月15日

F30/新3シリーズのアシ

808_3146納車から三ヶ月で8,000kmを山に高速に通勤にサーキットで走破し、だいぶこのクルマが判ってきました。基本E90/先代3シリーズからの進化版なので似てはいるのですがトレッドが拡がりホイールベースが伸びた事により、更にその傾向が強まった事があります。それは前後バランスです。リアが仕事しすぎる、もしくはフロントサスペンションの仕事量が足りません。FR(フロントエンジン・リア駆動)ですからこの傾向はより安全な方向でメーカーとしては当然な事だと思います。しかし昔からBMWを愛してきた人達にとっては決して歓迎することばかりではないと思います。3シリーズですからMクーペほど極端な必要は無いですが、やはりステアリングを切った瞬間(同時)にクルマの鼻先がインに入り、それと同時にドライバーはリアのグリップの限界を気にしながらアクセルを入れていくあのBMW特有の感覚を強調したいです。進入はフロントで入って、クリッピング前から脱出までリアでアクセルで曲がっていくあの感覚ですね。これをE36レベルまで上げる(あえて上げると申し上げます)としたら単純にフロントの仕事量を増やすかリアを下げるかですが当然選択としては前者でしょう。という事でただいま絶賛ここを開発中です。もう出来上がっているパーツもあるのですでに気にされている方はご相談下さい。いくつかつまむとフロントキャンバーを増やしてリアキャンバー含めたアライメントの再調整。フロントサスペンション廻りのブッシュを強化する。フロントサスペンションのシステム本体の剛性を上げる。(コレ凄いですよ!)このあたりの話でいつも意見が全く合致するのはAC Schnitzerのマンフレッド開発部長です。彼も生粋のBMW一筋な職人なので彼の作り出すサスペンションシステムが今回どんな出来になるのかは一番の興味です。今日の話はブログで書く様な事じゃなく雑誌向きだったなとちょっとここまで書いておいて後悔しておりますがwww