散々な前哨戦
VLN(LANGETRECKEN MEISTERSCHAFT NÜRBURGRING)というニュルブルクリンクだけで年間10戦開催されている耐久シリーズがあり、特に開幕戦からの3Roundは24時間レースの前哨戦としてガチンコの戦いが行われており、ここでいかにセッティングを煮詰め結果を出すかが本番でのカギとなる。そんな中AMERICAN LE MANSシリーズでの実績はあっても他のどこにも似ていないこのNÜRBURGRING(特にノルドシュライフェ-OLDコース)ではほとんどデビュー戦となるM3GT2がどんな走りを見せるかは他TEAMからもかなり注目が集まっており、そんな中TEAM Schnitzerは開幕戦のRound.1でいきなり二位に入り、第二戦こそリタイアで早々に消えてしまったが直前のRound.3では2位,3位を獲得した。優勝こそなかったがこの結果は決して悪いものではない。しかしながら、それよりも強烈に宿敵MANTHEYRACINGはRound.1そしてRound.2で独走の優勝を飾り、優勝を逃した第三戦でさえもマメロゥRACINGが同車輌の911GT3RでTOPでゴールしMANTHEYの強さ、そしてPORSCHEの壁の厚さと高さばかりが目立った前哨戦となってしまい、いよいよ始まる本番である24時間レースを前にして我がBMWの優勝を予想する者はほとんど存在しなかった。 明日につづく